
人はなぜ山に登るのか。
「そこに山があるからだ」
とイギリスの伝説的登山家ジョージ・マロリーは言った。(※)
突然ですが登山をしようと思う。
趣味の相関図は、
キャンプ ⇔ カメラ ⇔ 登山
カメラを趣味にしていなくても、「キャンプ ⇔ 登山」の関係は比較的結びつき易い気がする。
登山を始めるといっても急峻な山などを登ろうとは思っていない。
まずは近くの山、比較的やさしい山から登る「ゆる△登山」だ。
季節も暑い時期は避け気候のいい時だけ登る「ゆるゆる△登山」だ。
思い立ったら早速我が家は登山部を結成し、足慣らしに近所の山で登山してきた。
山といっても標高は300m程度なので片道20分ほどで登れる裏山感覚だ。
日中はダラダラとテレビとコタツで引きこもり完全にインドアの人だったが、やっぱり外に出ると気持ちがいい。

コドモは先頭を切ってピョンピョンと跳ねるように進み、ヨメはケツをプリプリしながら遅れて登ってくる。
おっさんもゼエゼエ言いながらコドモのあとを追う。
コドモは股の間から顔を出しながら登り、まったく疲れていない。

ピョンピョンピョンピョン、プリプリプリプリ。
ピョンピョンピョンピョン、プリプリプリプリ。
家を出て30分後には頂上に立っていた。
夕日の見える時間に合わせて登ったのだが、あいにく空はかすんでいた。

20分程頂上に滞在して下山。
同じようにピョンピョンプリプリであっという間に降りることができた。
家からのんびり歩いても1時間半ほどで登ってこれる山。
登山部の日常的な活動の場として手頃な山が近くにあるというのはうれしい。

今後の我が家登山部の青写真を描くとこうだ。
近場の山を登ってみる。
↓
広島のいくつかの山を登ってみる。
↓
中四国の山を登ってみたい (大山、石鎚山など)
↓
たまに遠征して大きな山(100名山、200名山)に登ってみたい
月1回程度の活動を目標とするが「ゆるゆる△登山」を大原則とするので、行きたければ行くしゴロゴロしたければする。
行かなければいけないという脅迫観念は趣味には必要ない。
とにかく楽しみながら登って、近場の山以外はできればキャンプ場に泊まって山登りをしたい。
で、冒頭の質問にもどる。
あなたはなぜ山に登るのですか、と聞かれたらこう答えるだろう。
「メタボ予備群に指定されたし運動不足なのは分かっているけれどジム通いとかは好きじゃないし、ゴルフは辞めちゃったし今更新しいスポーツはなかなかできないし、できればキャンプの延長みたいな感じで自然の中で体を動かしたいと思って家の窓から外を眺めていたら、すぐそこに運動にはちょうどいい山があることに気付いたから」
つまり、短く言うと
「そこに山があるからだ」
という、奇しくもジョージ・マロリーと同じ理由なのだ。
そして、今回近くの山に登ってみただけでわかったことがある。
山登りにも道具が必要で沼がありそうな気配がプンプンしている・・・。
特にカメラを持って登りたいのでどんなリュックがいいのか迷っている・・・。
危ない・・・。
(※)ジョージ・マロリーはエベレスト遠征隊の一員で「そこにエベレストがあるからだ」(Because it’s there.)と答えたとされ、翻訳の際に「そこに山があるからだ」と誤訳されて広まったらしいです。
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