
ロイター 4月10日共同
広島県に住む40代男性が、明日11日に予定していたキャンプをやむなく断念した、との驚きのニュースが飛び込んできました。
事の発端は、10日午後、県知事が今週末の11、12両日、不要不急の外出を県内全域で自粛するよう県民へ要請したこと。
男性は11日にオープンする花の駅せらキャンプ場でファミリーキャンプをする予定だったようですが、さすがに世の中の流れには逆らえず、断念せざるを得なかったようです。
ここで男性の声が入ってきましたのでお伝えします。
男性「いや~、参りました。キャンプ場のオープン日に予約ができて喜んでいたんです。
キャンパーにとって新しいキャンプ場のオープンは、ディズニーランドオープンに等しいですからね。
まだ県内の感染者数は20人ほどだったので、数週間前の関東のようにキャンプはギリギリ行けるのではないか、そう思っていたんです。
キャンプ場への道中はどこにも寄らない、人とは接しない、炊事場は使わず洗い物をしなくていい料理をする。
そういったことを考えてはいたんですが・・・。
ちょっと見込みが甘かったですね・・・。」
涙ながらに話すこの男性の横で子供たちが無邪気に遊んでいます。
男性「キャンプ行けなくなっちゃった・・・」
次男(年長児)「え~、キャンプ行けないのぉ?」
長男(小2)「オラ、どっちでもええ。家でフォートナイトする」
男性「・・・。」
男性は子供たちの温度差を感じながら、話をつづけました。
男性「一方で、この状況でキャンプに行って心から楽しめるだろうか、とも思っていたんです。
見えないプレッシャーというか・・・。
キャンプブログを休止する人もいたり(それはええんちゃう)、キャンプ自体を自粛する人もやっぱり多いみたいだったので・・・。」

今は行かない事にスッキリしています
頭部に500円ハゲができるくらい、ギリギリまで悩んでいたという男性。
男性「逆に、こういう自粛要請がハッキリ出されたことで、よし、行くのはやっぱりやめよう!とすっきりした気持ちになりました。肩の荷が降りたというか・・・。」
仕事中に同僚から「外出自粛要請」の情報を聞かされた時、
「ぅぐっ」
と声にならない声を出したという男性でしたが、その5分後にはキャンプ場に予約キャンセルの電話をいれたそうです。
前日キャンセルの為、通常であれば50%のキャンセル料をとられるところでしたが、キャンプ場側も「状況が状況なので」とキャンセル料はとらないと約束してくれたとのこと。
男性「お金だけの問題じゃないですけど、やっぱりうれしかったですよね。
(キャンセル料の)1500円が手元に残るってことで、オピネルとか買えるし・・・」
予定が白紙になった男性は、油性黒マジックを握りしめ、とりあえず週末は500円ハゲを隠すことに注力したい、と少しはにかんでその場を後にしました。
急速な広がりを見せ、収束の兆しがみえないコロナウイルス。
この男性のようにキャンプを自粛する人もかなりいるのではないでしょうか。
「一日でも早く、楽しく焚き火をしたい。これから首相に手紙を書くつもりだ」
男性が最後に話したこの言葉が、記者の胸に突き刺さりました。
ーー 引用 YAPOO ニュース ---
(コロナウイルスの1日でも早い終息と闘病を余儀なくされている方々のご快復をお祈りします)
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