ロイター 4月17日共同
次のニュースです。
広島県に住む40代男性が新型のC ウイルスに感染していたことがわかりました。
明らかに症状が出ているのに本人は無自覚というこの新型ウイルス。
男性が受診した時の様子に密着しました。
Cウィルスと診断され…
今日はどうしましたか。
はい、最近どうも物欲がないんです。
物欲がない？
はい。正確に言うとキャンプ道具に対する物欲がないんです。
何か欲しいものがあるはずだ、あるはずだ！
何か買わなきゃ、何か買わなきゃ！
と思うんですけど、それ本当に必要か？と考えると「いらね」となってしまうんです。
ふーむ。なるほど。あなた、ついに整いましたね。
整った？それはつまり？
キャンプに必要な道具がある程度揃ったということです。
あなたも知らぬ間にCウイルスにかかっていたんですよ。
分かりますか？分からないでしょうね。
Cウイルスはほとんどの場合自覚症状がありませんからね。
はあ…。
CウィルスのCってどういう意味ですか？(だいたい想像つくけど)
ははは。分からないかもしれませんね。
キャンプのCです!！
(やっぱり！そのままじゃん)
なんだか、さっきからドクターの見た目が、過去記事のランボーの使い回しではないかと気になりながらも男性は話を聞くことにした
沼じゃなくて・・・？
色々と気になって必要の無いものに手を出そうとしてませんか？
それがCウイルスの症状のひとつです。
キャンプをするための道具はもう十分あるから買う物なんてないのに次から次へと欲しくなる。
それって、いわゆる沼っていうことですね、先生。
Cウイルスです。
キャンプ沼ですよね。
Cウイルスです。
そう診断された男性はハッ！！としました。
確かに自分はキャンプブームに乗っていないと思っていても、なんだかんだ目にする情報に踊らされている・・・。
それ、新しいギアだ！ほれ、カッコいいギアが出た！と。
やれ、コスパがどうだ！とも言ってませんでしたか？
・・・確かにコスパを考えていた時期もありました。
でもコスパを求めて安いものを選んでも、結局高い方が欲しくなるということに気付いたんです。
妥協して買ってもついつい上を見ちゃう・・・。
これがキャンプ沼の原因なのではと。
だからCウイルスね。チッ、何回も言わせんな
そこでワタシが
「最初からいいものを買う方が結局コスパが高いのだ！」
と妻に言うと、
「やっと気付いたのね」
いや、
「ようやく気付いたんか、おまえ」
と言われました・・・。
男性が涙を浮かべながら話していると、ドクターは男性の肩に手をポンと置き言いました。
それはCウイルスのC型です。
キャンプウイルスのコスパ型、ですね？
分かっているようですね。
ドクターはフッと優しい笑顔を男性に向けた。
キャンプの物欲がなくなったというよりも、無駄な出費をしなくなった。
つまり次のステージにあがったと考えたらいかがでしょうか。
そう、あなたは一皮むけた、いや 一皮むけおです。
一皮むけお・・・・
先生すみません。
記事の品性が失われませんか？
一応品行方正なブログを標榜しているので・・・。
大丈夫です。
私は一皮むけおだ、と胸を張ってください。
では、お薬、一年分出しときますね
男性の診断が終わり、ランボーは処方箋を書いて渡してくれた。
Cウイルスに効く薬とは・・・
診察が終わると男性は薬局の受付で処方箋を手渡し、ベンチで名前を呼ばれるのを待っていた。
一体Cウイルスに効く薬ってなんだろう…、と思いながら。
しばらくすると、
「むけおさ～ん、ひとかわむけおさ～ん」
と呼ぶ声がした。
おかしな名前もあるものだ、と思っていたが、薬局内で待っているのはワタシしかいなかったので、多分ワタシのことだろう。
ちょ、待てよ。
そもそも物欲がなくなったということはもはやCウイルスは完治したはずなのに、物欲を刺激しろとはとんでもないヤブ医者だな。
そしてやっぱり名前もランボー先生だったんだな。
ようやく物欲から解放された男性でしたが、このあとキャンプギアメーカーのホームページを色々見ていると、やっぱりアレもいいなコレもいいな、と症状が出始めたのでした。
終わり。
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