そこがデコボコな地面であっても、ゴツゴツとした砂利であっても。
ベチャベチャの濡れた地面であっても、ケモノのクソの上であっても。
ポンと置くだけでフラットな睡眠スペースとなるのがコットという簡易ベッドのよさですね。
これまで夏の木陰での昼寝程度にしか使ったことがなかったのですが、初めて冬キャンプで利用したのでレビューしたいと思います。
使用したのはこちらのコット。重さ1.3キロでとても軽く丈夫でおすすめです。
コットにはハイコット(高さ約40cm)とローコット(高さ約20~30cm)の2種類が一般的ですが、使用したコットはカタログ値高さ15cm、実測で13cmです。
さらに体重がかかった際の沈み込みによる地面からの高さは13cm以下となります。
一般的に高さが高いほうが地面からの冷気を避けることができるといわれているので、冬キャンプにはハイコットが有利なのですが、今回は地面からは10cm程度しか離れていないことになります。
どうなることやら。
そしてキャンプ当日の環境は以下のとおりでした。
・天候…くもり
・気温…就寝時 2℃、夜間最低気温0℃
・地面…乾燥
使用テントはGEERTOP のソロ用テントです。
このテントの以前のレビューはこちら↓
このテントのフライシートのみを使用して、中にコットを置いて寝ることにします。
3シーズン用のテントなので「冬のキャンプはワシ保証してないもんね」という生地薄めのフライシートです。

100均のつっぱり棒(150円)2本でテントを支えます。

グランドシートの上にコットを設置。

寝袋はコールマンの封筒型です。
C5クラスなので快適温度は5℃以上の寝袋です。
基本的には3シーズン対応で、かつ寒さに強いマミー型ではなく封筒型。
これまでのテント泊の経験から気温2℃の中では寒さを感じるはずなので、寝袋は2枚を重ねています。
服装もユニクロのヒートテックを上下とも2枚重ね着。
コーデュロイのズボンに、モンベルのフリース、スウェット。
靴下2枚と盤石です。
コット+寝袋 ×2 でいざ就寝!
楽しい焚き火やキャンプ飯が終わり、いざ就寝!

寝始めはそれまで外で焚火をしたり、何かと動いていたので寝袋に入ったときは寒さは全く感じませんでした。
寝始めて2時間後の夜中2時頃。
背中に寒さを感じて目が覚め、おっさんなので用を足したくなりテントの外へ。

見ると写真のとおりテントと地面の間はわずかに浮いている状態。
このすきまから冷気が入ってくる可能性がありましたがこのままにして、寒さ対策としてコットの上にマットを敷くことにしました。

定番キャプテンスタッグのEVAフォームマットです。
これを一枚はさんだだけで底冷えはまったくなくなりました。
これでおっさんは用を足して、朝まで安心オヤスミマンです。
冬キャンプでもローコットで十分。ただしマットは必須。
すがすがしい朝を迎えました。
冬キャンプとはいえ最低気温は0℃でほぼ無風だったので恵まれた状況だったと思います。
ローコットでもマットがあればほぼ地面からの冷気は防ぐことができました。
コットの高さはどうあれマットを敷いただけでその効果は抜群だったので、あらためて桑田将司マットのすごさを感じました。
これまでは普通にテントを張っていましたが、より設営が楽なコット泊という選択肢が増えたのは収穫でした。
みなさんも冬のコット泊、いかがでしょうか。
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