
ついつい持って行ってしまうランタンです
フュアーハンドランタン(FEUERHAND LANTERN)
1893年、ドイツ生まれの灯油ランタン。
強風の中でも火が消えないことからハリケーンランタンとも呼ばれる種類のランタンですね。
ほんのりしたオレンジ色の灯りは見ているだけで癒されます。

風が強くて焚き火ができないような日でも、このランタンの火だけを代わりに見ることもあります。
光量自体はメインランタンとしては使えないし、荷物になるので持って行かなくていいのについつい持って行ってしまう。
そんなランタンです。
今やキャンパーであれば、一家に一台。
それは言い過ぎとしても三家に一台、九家に三台、九十家に三十台、九千家に三千台くらいは出回っているのではないでしょうか。
そのフュアーハンドランタンが、ここのところ高騰してます。
ボクが買った2年前は3,300円ほどでしたが、

いまや、安くて5,800円から高い店では3万円の値がついているところも。
ビンテージものではなく新品で3万とか、どうかしてます。
以前、同じようにペトロマックスのハリケーンランタン(HL-1)も、2015年時点で2,700円だったものが1万円以上になり、その後廃番希少品となりました。

フュアーハンドランタンが高くなっている理由
フュアーハンドランタンも現在は売り切れ続出。
廃番ではないのでそのうち価格も落ち着いてくるのではないかと思いますが、正規の輸入元「スター商事」さんでも商品の確保が難しくなっている現状。
品薄、高騰の理由をスター商事さんに問い合わせたところ、
・コロナウイルス感染症の影響により工場が閉鎖されていた期間がある
・世界的にFEUERHANDへの注目が高まっていて生産が追い付いていない
とのことでした。
まあ、想像どおりでしたね。
「世界的に」注目が高まっている?というのは驚きでしたが。
日本だけのブームではないのでしょうか。
補足として、出回っているフュアーハンドランタンは並行輸入品がほとんどなので、アフターサービスを受けるには正規販売店での購入をおすすめ、とも言われていました。
また、ネット上では高くても、実店舗販売ではそこまで高騰していないのではないかと思い、近くのアウトドアショップに問い合わせても、やはり入荷が難しくなっていて金額も6000円台。
物の価値は人それぞれだけど、6000円台ならともかく、さすがに1万円以上出してはなかなか買えないなあ。
その他、フュアーハンドに似た灯油ランタンたち。
フュアーハンドと同様に人気のあるデイツも高くなってどこも品薄ですね。
いつの間にか高騰していたランタンですが、一層愛情をもって使っていこうと決め、
「お前は値上がりしてんのか~!?」
と、今までほとんど磨いたことがなかったホヤ(ガラス)を磨き、これまでは床に無造作に置いていたことを改め、しっかりと棚に収めたのでした。
おまけ
近くのアウトドアショップに電話で問い合わせた時。

フュアーハンドランタンは置いてますか?いくらですか?

ええと、フア・・・なんですか?

フュアーハンドです。

フィアーバンドですか?

フュアーハンド。「ヒ」に「イ」でヒィアーハンド。
バンドじゃなくて、ハンド。

ヒヤ-ハンドですか?

いや、フュ。フュ。

フュヤーハンド?

・・・・・。
そうです。フュヤーハンドです。
いや~、フュアーハンド、言いにくっ!!
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