富士山現れず。夜中も気になって仕方がない。
前回のつづき。
気を取り直して家族みんなで場内散歩。
富士山方向最前列から管理棟付近までぐるっと一周しましたが30分くらいのちょうどいい距離。
おしゃれ(そうな)キャンパーさんたちがいっぱい。

遠く九州ナンバーや、東北ナンバー、我が広島ナンバーもいるではないか。
さすがキャンパーの聖地。
全国のキャンパーが聖地巡礼に訪れるのだな、フムフム。

売店にも立ち寄ってみた。
なんか下手に小ぎれいな売店ではなくて、倉庫みたいな感じがまたよし。
ここでゴミ袋をゲット。
ふもとっぱらのお姉さんが売ってくれた!(あたりまえ)

1枚100円のゴミ袋はゴミ処理代金も含まれていて、そのままゴミステーションに捨てて帰れるとのこと。
とっても助かりますがこれだけキャンパーがいるとすごい量のゴミが出そう。

散歩は続いてきれいなトイレへ。
常に人が多くて、サービスエリアのトイレみたいだ。

我が家のテントのそばにあるトイレは仮設。結構きれいでした。
並ぶこともないので、このトイレでも十分。
水道も飲用可能。
シンクもガシガシ洗う必要がなければ、これも十分な感じ。

ひととおり散歩すると腹が減ったので調理を開始。
極力荷物を減らし、そして炭を熾さなくてもすぐ食べれるように購入した鉄板をふもとっぱらでデビューさせよう。
使った鉄板はこちら。
う、うそだろ、安い肉がふもとっぱらで食べると1.3倍(当社比)美味いじゃないかい!
富士山のそばで食べると美味いじゃないかい!(少しも見えてないけど)

楽しい時間もあっという間。
日も沈み、焚き火を開始。
するとどうだろう。
あんないっぱいのキャンパーが焚き火するもんだから煙でモヤモヤしてない?!
ヨメさんは空気が悪いと言っていたが、それは言い過ぎとしても、確かにこの数のキャンパーが焚き火するってなかなかないなあ。

夜中になるにつれだんだんと風が出てきた。雲の動きも早い。
この風で富士山にかかる雲がどこかへ行ってくれないかと願うも、天気予報は下り坂のようでまったく見ることができそうにない。
ロングドライブの疲れもあり、焚火をやめて早めにテントに入り寝ることにした。
ZZZ….. ZZZ…….
夜中の3時。
おっさんなのでふと目が覚めて、テントのジッパーを開け外を見ると・・・、そこには富士山の山頂らしきものが月明かりでモヤの中にかすかに見える。
テントの中から目を凝らす。
なんだか神秘的な光景が、5分ほどでまた見えなくなってしまった。

枕元にあったスマホでとっさに撮った富士山。
暗闇の中で撮ったのでボケボケ。
再度天気予報をチェックするも相変わらず曇りマークだらけ。
でも、はるばるここまで来て見れないと思っていたので、わずかだけど富士山を見られてよかった、とようやく安心して寝ることができた。
つづく↓