毎年恒例となっている友人との年末キャンプ。
先日の降雪で山間部には雪が積もっていたものの、道路には雪がないというアクセス抜群の雪中キャンプが楽しめそうだったので、以前行ったことのあるゲレンデでキャンプができる「やわたハイランド191」へ。
最近人気の年越しキャンプではないけれど、ほとんどの会社が年末年始の休みに入っているからキャンプ場もにぎわっているのではと思ったが、意外にもガラガラで他に2組だけという静かな状況だった。
このキャンプ場はゲレンデ側のAサイトとゲレンデから離れたBサイトがあり、この日のBサイトは全く圧雪されていないため、膝ほどの高さの雪を掻き分けてからテントを張る必要があった。
…。
雪に埋もれてキャンプもしたい…。
と一瞬思ったものの、ソロテントならまだしも今日はツールームテントを張る予定なので、雪をかき分けるだけでオジサンにはかなりの労力となりそうだったのでやめておいた。
案の定、ツールームテントを立ててしばらくすると小雪が降りすぐに暗くなり始めたので、Bサイトを選んでいたらテントも張れずにゲレンデ内遭難となるところであった。
設営完了時の気温は0度くらい。
友人は雪の上にマットを敷き寝袋で寝るつもりらしくすぐに寝床は完成した。電気毛布を使うので、朝には雪が溶けてマットごと地面にめり込んでいるだろう。
ワタシはコットに寝袋。こういう時のために奮発してナンガを買ったので寝るのが楽しみだ。
お腹ゆるキャン
ひととおり設営が終わったところで、どうしても食べたくて買ってきた殻付き牡蠣を焚き火で焼く。
焼き加減がよくわからないままウマイウマイと食べたせいか、その後お腹ユルユルになってしまった。(ご当地の牡蠣を食べてユルユルになったので、これが本当のユルキャラだな、と思ったがそれは言わないし、ゆるキャンってこういう事か、と思ったがそれも言わない)
テントはゲレンデ内にあるため、すぐそばを圧雪車がグルグルと雪をならしている。
テントと焚き火と圧雪車。
なかなか見られない組み合わせは、ゲレンデキャンプならではだろう。
やや風もあったため牡蠣を食べ終えると早々に焚き火はやめてテントに引きこもった。
冬のキャンプ道具で快適に過ごす
テントの隙間からときおり風が入ってくるものの、ストーブのおかげで暖かい。
ようやくこの冬、キャンプで使えるようになったフジカちゃんが暖かい。
ユルくなったお腹のせいで時々トイレへ通う羽目になったが、それぞれ好きなものを飲み食いしながらテントの中で過ごした。
年末のキャンプでは毎回同じような話しかしていない気がするのに時間が経つのは早く、気が付くとあっという間に日をまたいでいた。
夜中の2時に就寝。
ナンガの寝袋は自らの体温で暖まる、という事を聞いていたので厚着していた服を脱ぎ、上下一枚ずつの真夏のような格好で寝袋に潜り込むと、じわじわと暖かく、寒さを感じる事はなかった。(ただし、夜中にトイレに行きたくなり、いちいち服を着る必要があった)
冬キャンプにはストーブや暖かい寝袋などが必要になるが、思い切って高い寝袋を購入してよかった。
ナンガといえばメーカー保証もしっかりしていて、かのミスターもこんな名言を残している。
ナンガシマ 「我が寝袋は永久に保証です」
ゲレンデキャンプの朝
朝はキンとした冬キャンプらしい寒さだったが、これはこれで爽やかな朝を迎えた。
外に出していたマグカップの水はガッツリ凍っていて、固まった水泡が星空のように見えた。
テントの外では朝7時からスキー場がオープンし、リフトの動く音と「絶好調真冬の恋スピードに乗って」のお馴染みの甲高い女性ボーカルのゲレンデソングが響き渡っていた。
テントのすぐそばでは何人かのスキーヤーやスノーボーダーが滑っている。
好奇の目で見られている気がしなくもなかったが、それは寝起きのオジサンがテントから出てきたからだろう。
テントの中でゲレンデを見渡しながらコーヒーを飲んだ。
今度は家族でスノーボードも楽しんでキャンプするのも悪くないなと思った。
小雪が舞う中で片づけを終えて帰路についた。
2022年は合計15回のキャンプに行き、これでキャンプ納め。
2023年もボチボチキャンプを楽しんで行ったことのない景色に出会いたいものだ。
おわり。
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