【キャンプレポ】晴れ男の意味を考えた夜-小板まきばの里

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小板まきばの里

とんだ晴れ男がいたもんだ。

10月の天気のいい日が続いていたある金曜日。

余りまくっている有給休暇を使いソロキャンプを計画。

行き先は小板まきばの里だ。

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せっかく平日の日中からフリーな時間を手に入れたので、まずはキャンプ場近くの深入山に登ってから行くことにした。

家を出たのが昼過ぎだったため、キャンプ場にも早く行きたいと思うとのんびり登る時間はなく、最短ルートっぽい正面を直登する。

しかし、これが結構きつい。

深入山

ひたすら続く急斜面を登り、足をパンパンにしながら、せっかくの休暇にこれはいったい何の罰だろう?という思いを抱く。

登山にはいい時期なのだろうか。

出発前の小屋には愛好家の方達が多くいて、みんな比較的傾斜の穏やかなセラピーロードと言われるルートへ入って行った。

直登しているのはボクぐらいのものだ。

ハアハア言いながらほぼ休まず登り、コースタイム50分のところを28分で頂上着。

普段登山しないオッサンにしては頑張ったほうではないだろうか。

深入山

山頂で20分ほどのんびりし、下りは同じルートを景色を楽しみながらゆっくり下りた。

薄曇りでちょうどいい天気だ。

深入山

下山後、車で5分程のまきばの里に到着。

少し管理人さんたちとお話をして、ひとまずテントを設営。

予約していたのはドングリサイト2番だったが、気が変わったので4番に。

区画内を広々使ってもよかったが、ドングリサイト4番の一番端っこ、これまで誰もなし得ていないだろうドングリサイト最北端にテントを張る事に成功した。

小板まきばの里

夕食にはまだ早い時間だったので周囲を散策する。

以前来た時よりもずいぶん葉の色がカラフルになってきた。

そしてふと思い立って、ドングリサイトの北側にある通称さんかく山へ登ることに。

さんかく山は登り2分下り1分。

深入山にも劣らない立派な山なのだ!

深入山に続いてこの日2つ目の登頂を果たした満足感に包まれて、再び作業をされている管理人さんのもとへ。

シイタケ取れますよ」

という言葉をかけられてサイト向かい側の”ほだ場”へ移動。

実はこの日は鍋の予定だったが、まきばの里でシイタケが採れるのを知っていたので、スーパーであえてキノコ類は買わずに来たのだ。

予定通り(?)シイタケを1本お買い上げ。

見よ、この原木シイタケの肉厚!

小板まきばの里

炭焼きにして醤油を垂らして食べるのが一番うまいのだそうだが、あいにくキムチ鍋の素以外の調味料を一切持って来ていない。

すぐ食べるのももったいないので、ニオイを嗅いだりマグカップのフタにしたりして、存分に楽しんだあと、

小板まきばの里

とりあえずエイヤッ!と鍋に放り込む。

この存在感。

小板まきばの里

数分煮てからフタを開けると、シイタケの香りがブワッと広がった。

すぐにキムチ鍋にしてしまうのはやめて、まずは味付けなしでガブリと食べるとそれだけでも旨い。

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その後、誰もいないキャンプ場があまりに静かなので、小さく音楽をかけたり、YouTubeのラジオを聞きながら鍋を食べ続けた。

小板まきばの里

空は相変わらずの曇り。

今回は以前から楽しみにしていた新月の夜だ。

何週間も前に

「新月の夜に星を撮りましょう」

と、管理人さんに誘って頂き楽しみにしていた日なのだ。

これまで度々雨予報を覆し晴れさせてきた。

それが今日に限って曇りの天気。

昼間には、「星が見えますように」と落ち葉で星という字を書いてみたり。

小板まきばの里

どうだろう。

おっさんが落ち葉を拾って並べているのを想像してほしい。

気持ち悪いでしょう。

結局この夜は一つの星も見ることなく、星空撮影はあきらめた。

星は無理でも朝焼けが多少でも見れないかと期待して、早起きのために9時過ぎにはテントに入った。

この日は風も静穏で比較的暖かく、メッシュインナーのテントでも全く寒くなく気持ちよく眠ることができた。

小板まきばの里

完ソロの夜は本当に静かで、どこかで人がブツブツ言っているような声が聞こえる。

少々ビビりながらよく耳を澄ませると、遠くでガサガサと音がし、どうやらイノシシがブヒブヒ言っていたようだ。

小板まきばの里

夜中に雨の音で目が覚める。

予報では2時頃に小雨が降り朝には止みそうだったが、目が覚める度に予報を確認すると、5時まで雨、7時まで雨、とズルズルと長引いた。

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結局朝焼けどころか8時過ぎまでテントを出ず、我がキャンプ史上最もダラダラな朝になった。

小板まきばの里

雨が跳ね上げた土で汚れ、木から落ちた葉っぱを被った我がテント。

小板まきばの里

今一度、晴れ男の意味を考えた。

これまで確かにキャンプの一週間前は雨予報でも、当日は晴れるということが重なってきた。

いや、果たして本当に「晴れていた」だろうか。

雨ではないにせよ曇りの日もあったのではないか。

晴れないのに晴れ男を名乗るのはいかがなものか、と日本気象協会からそのうちお叱りを受ける可能性もゼロではない。

今回、星を見るには曇りではダメだったのだ。

きっちり晴れさせる必要があったが、そういうときに限って晴れないなんて。

とんだ晴れ男がいたもんだ。

今回は夜半から朝方に少し雨が降ってしまったが、まだまだ確率としては決して雨男ではない。

今後は晴れ男ではなくより正確に、晴れか曇り男、いや、雨じゃない男を名乗ろうと思う。

おわり。

コメント

  1. 西田 より:

    知りませんでした、マグカップの蓋になっていたなんて。最高ですね!

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