包ヶ浦自然公園キャンプ場 2019/11/16
紅葉シーズン。
世界遺産の厳島神社のある宮島には沢山の観光客が訪れる。
フェリーには人がギッシリと乗り込み、大変混雑している。
そんな混み合う宮島も、キャンプ場はというと予約なしでオーケー。
キャンパーもあまりいない。
宮島でキャンプをするには車でフェリーに乗る必要があり、少々出費が必要なものの、その他多くの観光客に混ざって並ぶ必要がないため、スムーズに乗船ができた。
フェリーから降りて車で5分程で包ヶ浦に到着。
まずは管理棟で受付。
オートキャンプサイトもあるけれど、1区画5500円+人数による利用料金(大人500円、小学生250円)がかかるため高規格キャンプ場なみの料金。
というわけで我が家はもちろんキャンプテントサイトに。
(フリーサイト 大人900円 小学生450円)
受付から車で200メートルほど進みキャンプ場入り口に到着するが、ここはキャンプ場に車を入れることができない。
キャンプ場そばに荷下ろし用の駐車スペースがあるのでそこに一旦駐車し、物置小屋の裏に置いてあるリヤカーで荷物を運ばなくてはならない。
幸いこの日、サイトにはキャンパーが一組しかいなかったため好きな場所にテントを張ることができた。
子供がいるためトイレの近い場所に設営。
地面には黒豆のようなものが多数落ちている。
鹿のフンだ。
設営時には、鹿のフンに注意して枝葉をホウキ代わりに地面をきれいにする必要がある。
幸いにも臭いはない。
これがネコのフンだったら、キャンプどころではない。
設営後間もなく、すぐに夕食の準備を開始した。
11月ともなると日が暮れるのが早いのであまりのんびりしている暇はない。
あらかじめ家で切ってきた野菜をジップロックに入れて置き、煮込んだだけのシチューの完成。
加えて「オラ、肉も食いてえ」という長男の希望もあり、今回も鉄板で肉を焼き焼き。
忘れてはいけないのはここは宮島であること。
料理中、食事中も鹿が近寄ってきては追い払うということを何度も繰り返す。
基本的に追いかけるそぶりを見せると逃げて行くのだが、逆に頭突きをしてくるツワモノもいてビビる。
日も暮れて焚火タイム。
少々肌寒くなり、寒気もしてきたので早めに寝ることにした。
が、忘れてはいけないのはここは宮島であること。
夜中に我が家の荷物を鹿が荒らさないように、食材、紙類を完全に収納ボックスに収めなくては安心して眠れない。
夜中に鹿は何も荒らさなかった。
夜中に長男が寝小便で寝床を荒らした。
翌朝。
紅葉シーズン真っただ中の宮島に来たからには、紅葉谷(もみじだに)に行くのがもう一つの目的だったので、早朝、フェリー乗り場に車を駐車し、人のほとんど歩いていない町家通り~紅葉谷を散歩してみることに。
紅葉谷を奥まで上がっていくと、山頂へ行くロープウェーがあり子供たちがしきりに乗りたい乗りたいと騒ぎだした。
ロープウェーの料金はというと、
種別 | 往復 | 片道 |
普通料金 大人 | 1840円 | 1010円 |
小人 | 920円 | 510円 |
我が家の場合、全員が乗ると5520 円・・・・・。
さいわい事前予約が必要で当日乗ることはできず、ホッと胸をなでおろす。
来た道を引き返し再びキャンプ場へ。
人もまばらで気持ちの良い朝の散歩ができた。
少し遅い朝食とデザートには白玉団子(鹿のフンではありません)
子供たちはチェックアウトギリギリまで鹿を追いかけたり、散歩したり、リヤカーで遊んだり。
おい、リヤカーを使われると片付けがすすまないぞ。
紅葉の時期に宮島を訪れるなら、キャンプがおすすめ!
わざわざ混雑する時期に宮島に観光に行くこともありませんが、車で渡れば人ごみに並ぶ必要もなく、早朝には人がほとんどいない状況で紅葉を楽しました。
包ヶ浦といえば海水浴場のイメージがあったものの、紅葉や桜の時期にキャンプをするほうがおすすめかもしれません。
チェックアウト後、島内をすこし観光しましたが、道中どこも観光客で大賑わいでした。
早朝の静けさはキャンプ泊ならでは。
急きょ思い付きで実行した宮島での紅葉狩り+キャンプは正解でした。