
GW。
キャンプ人口のおよそ95%※がキャンプに行くという日本三大キャンプ休暇のひとつ、ゴールデンウィーク。(※YAMA@CAMP予想値)
そのキャンプ場予約は早ければ年明け頃から始まり、3月頃に
「あ、ゴールデンウィークの予約してない!」
と気付いてもだいたい遅いのである。
というわけで、我が家は4月になって、
「あ、ゴールデンウィークの予約してない!」
と白目をむいて気付いたのんびり屋さんであったため、半ばあきらめていた。
で、どうせ無駄だけど、キャンプ場予約サイトでゴールデンウィークに空きはないかと検索すると、ぽっかりと空いていたのが緑水湖オートキャンプ場の1枠。
「何かの間違いだろう」と一応予約してみたら予約確定のメールが来たので、

これは仕方ないからキャンプに行くしかないよね
ということで、今年初めてのファミリーキャンプとなった。
半年ぶりのファミリーキャンプへ
当日はせっかく鳥取まで行くから百名城スタンプでも押そう、ということで朝5時過ぎに我が家を出発。
百名城巡りは我が家のもうひとつのゆる~い趣味のひとつ。
積極的に城巡りをするというよりも、旅行やキャンプで出かけた時、ついでに近くのお城に寄るのが定番になっている。
石垣の組み方ひとつとってもお城の格や個性があって面白いのでおすすめです。

松江城を見たあと、遅めの朝食兼昼食へ。
たまたま見つけた「ゆめCAFE」さんのゆめパンセットで腹いっぱいになり、

本日のキャンプ地 緑水湖オートキャンプ場へ到着。
緑水湖といっても、湖畔のキャンプ場ではなく湖からは少々距離がある。
キャンプ場からは日本100名山の大山が見えるのだが、我が家が指定された区画は残念ながら大山が見えない奥の区画。

しかし、たまたま予約できた残る一枠だったので贅沢は言えない。
早速車を停めて設営開始。
ファミリーキャンプというと、夫婦仲良くテントを立てて子供達もうれしそうにはしゃぐものだが、我が家は違う。
荷下ろし、テントの設営、タープの設営、イス、テーブル、クーラーボックスの配置、テント内の寝床の準備。
今年初めてのファミリーキャンプも、もろもろこのワタシが務めさせていただくことになる。
ヨメさんには、

タープの位置とテントの位置はこんな感じでいい?

いいよ
の一言確認を頂ければそれで十分だ。
あああああああああああああ
そんな時、そこら辺を走り回っていた次男がペグ打ちを手伝ってくれた。
ペグはこうやって打つんだよ、と教えてあげると楽しそうに打ち始めた。

あああ!コレ、コレ!
コレがファミリーキャンプだ!
今日も一人で準備か・・・、と思っていたところだったので、グッとテンションが上がった。
設営を終えたあと、トイレに行ってテント戻ると当たり前だけど家族がいた。

あああ、今日はファミリーキャンプなんだ!
いつもはほとんどソロキャンプで鳥や虫としか会話しないので、やっぱり家族のキャンプは楽しい。
椅子に座ってカメラを構えると、視線の先にはキャンプ場の広場で遊ぶムスコたち。
あああ! ムスコたちだ!

夕食の準備を始めると、お手伝いをしてくれる長男。
あああ!ああああああ!
ファミリーキャンプっていいなあ!

さらに以前のキャンプでうまくつけられなかったファイアースターターでの着火に挑戦したいという長男。
あああああああ!いいよ、いいよ!
いつになくファミリーキャンプな感じがするよ!

オヤジが焼き鳥を焼いていると塩をふってくれる長男。
あああああああ!ちょっと塩多すぎwww!!

半年ぶりになるファミリーキャンプにああ、ああ、あああああと喜んでいたらああっという間に時間は過ぎて行った。ああ。
深夜の単独行動
やがて、夜が訪れた。
キャンプを始めたころはコドモ達を寝かしつけたあとは、夫婦で焚火にビール・おつまみを楽しんだものだが、悲しいかな、もはやあの頃のヨメではないようだ。
一人で焚き火でもしようかと思ったが、焼き鳥で焚き火台に向き合い続けていたのでやめておいた。

寝ようかなと思ったが、せっかく「星取県」と言われている鳥取県に来ているうえに、空はがっつり晴れ渡っているのだから出かけないわけには行かない。
夜中にキャンプ場内で車を動かすことは迷惑になるので、あらかじめ車を受付横の駐車場に移動させておいて一旦寝たあと、0時過ぎに起きて一人で出かけることにした。
キャンプ場から車で10分ほどの小原神社、通称「トトロの森」へ。
だ~れもいない田んぼ道でカメラを構えて数枚撮影。

さらに車で大山の麓まで足を延ばす。
星空撮影の定番のスポットらしい「植田正治写真美術館」へ行って見ると、夜中の2時過ぎでも数人のカメラを構えた人たちがいた。
こんな夜中に一体この人たちは何をしているんだろうと思った。
残念ながら天の川の位置が大山から離れてしまっていたため、ここでの撮影は10分ほどであきらめてキャンプ場へ戻った。

ファミリーキャンプをもっと
キャンプ場へ戻った4時前から眠りにつき、外の騒がしさで目が覚めたのは7時半。
朝は日の出の30分前に起きてほとんど誰も起きていない静かな時間を過ごす、というのを一つの楽しみにしてきたが、ここのところ深夜の行動が多くなったため、早起きできなくなっている。

すでにそんなお楽しみのモーニングタイムは過ぎていたが、とりあえずコーヒーの一杯くらい飲んでからにしようとお湯を沸かした。
マグカップを傾けてゆっくりと豆の香りを感じてから、一口飲み込む。
ソロキャンプでもお馴染みのダンディな大人のいつものルーティーンだ。

ふうっ、と一息ついて二口目を楽しもうとしたとき、
「早く朝ごはん作って」
という声に振り返ると、コドモ達がお腹をすかせているようだった。

朝食といっても前日のカフェで食べきれなかったパンを皿にのせてウインナーを温めただけ。

朝食のあとはヨメコドモ達は周りを走り回り始め、バトミントンやフリスビーで遊び始めた。
ひとり冷めたコーヒーを飲んで撤収を開始。
久しぶりのファミリーキャンプで荷物の積み込みの順番を間違えて、
あああああああああ・・・・。
と落胆するそばで家族の笑い声が聞こえて、やっぱりファミリーキャンプはいいなあと思った。

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