ども、YAMA@CAMPです (@YamaCamp77)
夏は暑いです。
冬は寒いです。
暑いから扇風機が使いたい?
寒いから電気毛布で眠りたい?
自然の中でそれぞれの季節を感じながら過ごすのがキャンプでしょうがっ!!!
・・・・・。
ゼイハー、ゼイハー・・・。
すみません。
ついつい熱くなってしまいました。
無駄な前置きはやめて、ちゃんとしたレビューをしたいと思います。
ついに、我が家もポータブル電源を購入しました。
それがコレ!
ドドン!
PowerArQ 3 ポータブル電源
PowerArQ 3(パワーアーク3) は、加藤商事(株)のプライベートブランドSmart Tapが展開するポータブル電源PowerArQシリーズの 2021年9月に発売された 最新モデルです。
この記事ではPower ArQ3の特徴と、Power ArQ2、Power ArQ Proと比較してどんな人におすすめできるかを紹介します。
製品スペック
スペック | |
バッテリー容量 | 555Wh/250,000mAh |
バッテリータイプ | リチウムイオン電池 |
充電時間 | 3~4時間 |
防塵・防水 | IP33 |
重量 | 7.9kg |
サイズ | 約32cm×24cm×23cm |
AC通常出力 | 500W(瞬間最大1000W)AC100-120W出力(コンセント) 2口 |
USB出力(TYPE A) | USB-A:合計15W(5VDC/3A) 2口 USB-A(Quick Charge 3.0): 合計36W(5VDC/3A, 9VDC/2A, 12VDC/1.5A) 2口 |
USB出力(TYPE C) | 最大60W(5, 9, 12, 15, 20VDC/3A) 1口 |
シガーソケット出力 | 12VDC/10A , 120W(11-14VDC使用可能) 1口 |
ワイヤレス充電 | 5/7.5/10/15W 1口 |
LEDライト | 710ルーメン(明るさ3段階) |
バッテリー交換 | 交換可能 バッテリー重量 3.8kg |
外観
コロッと丸い外観は過去にグッドデザイン賞を受賞したPower ArQシリーズを引き継いだ、アウトドアにもマッチするオシャレなデザインになっています。
カラーは4色展開で、コヨーテタンが一番人気のようです。
我が家はオリーブドラブとチャコールで迷いましたが、ミリタリーチックなオリーブドラブを選びました。
入出力の配置はこんな感じです。
各入出力には保護カバーが付いており、防塵防水能力は IP33となっています。
(2.5mm以上の固形物の侵入、垂直から左右60°以内からの降雨に影響を受けない)
ひとつ残念なのは、AC出力ポートの保護カバーのみ完全に取り外しができるタイプなので、紛失しないように注意が必要です。
できれば他の保護カバー同様に本体に付いたままか、もしくは予備カバーが付属していればいいのになと思います。
付属品
本体以外の付属品は以下のとおりです。
品名 | 用途 |
専用ACアダプター | 家庭用AC電源(コンセント)からの充電用 |
MC4ケーブル(1.5m) | ソーラーパネルからの充電用ケーブル |
シガーケーブル(1.5m) | シガーソケットからの充電用ケーブル |
AC出力端子カバー | AC出力ポートの保護カバー |
色々とケーブルが付いていますが、キャンプなどで持ち出す際は出先で再充電しない限り本体だけ持っていけばOKです。
使用可能時間
Power ArQ3のバッテリー容量は555Whで各製品の使用可能時間はおおよそ以下のとおり。
実際に電気毛布(50W)で試しましたが、ほぼ表示通りの9時間でした。
ファミリーでもう少し大きめの電気毛布を使用する場合は、75W程度の消費電力となるため、目安で6時間程度の使用可能時間になると思います。
ちなみにコタツに繋いで使ってみたところ、冷却ファンが作動し、若干うるさいかなと思いましたが、個人的にはコタツを使うつもりはないので気にしません。
また電気毛布程度ではファンは作動しませんのでご安心を。
Power ArQ3を選ぶ理由
Power ArQシリーズのみならず、各メーカーから色々なポータブル電源が販売されていますが、その中でも我が家がPower ArQ3を選ぶ際の決め手となったポイントが2つあります。
ポイントその① バッテリー交換が可能!
Power ArQ3ではバッテリーが交換可能になっています。
予備バッテリーを持てば単純に2倍の使用時間になるわけです。
先に表示した使用可能時間では足りない!という場合は、予備バッテリーを購入することで長時間の使用が可能になります。
また、バッテリーの寿命(満充電約500回以降能力低下)が来たあとも本体は買い替える必要なくそのまま使えます。
ポイントその② 充電時間が短い!
Power ArQシリーズの中では最短の約4時間での充電が可能になっています。
また、家庭用コンセントとUSB-Cを併用して充電すれば2.5~3.5時間で充電が可能です。
その他の製品が約7~8時間の充電時間なので、約半分の時間で充電が可能になっています。
通常のコンセントによる充電時間短縮はもちろん、ソーラーパネルを使った充電をする場合などに日照時間が短くても短時間で充電できることは大きなメリットだと思います。
特に非常時用としてポータブル電源を購入するなら、素早く充電できることは重要ですよね。
Power ArQシリーズの他製品との比較
Power ArQ シリーズの容量、充電時間、使用可能時間を簡単に比較した表がこちらです。
大きく分けてコンパクトなmini、キャンプ1泊に適当な500~626Whの容量ミドルクラス、ハイパワー大容量のProに分けられます。
容量 | 重量 | 充電時間 | 電気毛布 (50W) | 扇風機 (30W) | 定価 | |
Power ArQ mini2 | 300Wh | 4.7kg | 4時間 | 5時間 | 9時間 | 38,500円 |
Power ArQ mini | 346Wh | 3.5kg | 8時間 | 5時間 | 9時間 | 34,100円 |
Power ArQ 2 | 500Wh | 6.2kg | 7時間 | 8時間 | 14時間 | 59,800円 |
Power ArQ 3 | 555Wh | 7.9kg | 4時間 | 9時間 | 15時間 | 79,800円 |
(予備バッテリーのみ) | 555Wh | 3.8kg | 4時間 | 9時間 | 15時間 | 29,800円 |
PowerArQ | 626Wh | 6.0kg | 8時間 | 10時間 | 18時間 | 66,000円 |
Power ArQ Pro | 1000Wh | 10.4kg | 8時間 | 17時間 | 28時間 | 132,000円 |
バッテリー交換式や充電時間短縮の恩恵の代わりにやや重量は重めになっています。
また、金額も同容量のPower ArQ2よりも2万円ほど割高です。
Power ArQ 2 と比較
ミドルクラスで競合するPower ArQ 2と比較した主な進化は、容量以外にUSB-Cの出力アップ(45W→60W)、LEDライトの明るさ、防塵防水能力(IP22→IP33)などがあります。
ただ、個人的にこのあたりは大した差ではなく、充電時間の速さが2倍になった点だけでもPower ArQ3を選択する価値はあると思っています。
容量 | 充電時間 | AC通常 出力 | USB-C 出力 | LEDライト | 防塵 防水 | 定価 | |
Power ArQ 3 | 555Wh | 4時間 | 500W | 60W | 710ルーメン | IP33 | 79,800円 |
Power ArQ 2 | 500Wh | 7時間 | 300W | 45W | 520ルーメン | IP22 | 59,800円 |
また、いざという時に予備バッテリーも使えることやバッテリー寿命後の買い替えが必要ないことは、長い目で見ると差額2万円以上の価値はあると思います。
逆に多少の充電時間の長さは気にしない人や、ソーラーパネルで充電するから予備バッテリーは必要ないという人は、Power ArQ2でも全然問題ないです。
1泊のキャンプであればPower ArQ2でも十分です。
Power ArQ Pro と比較
大容量のPower ArQ Pro(1000Wh)と迷った場合でも、Power ArQ 3は予備バッテリーを持てば1100Whの容量が使える拡張性の高さがあります。
容量 | 充電時間 | AC通常出力 | 最大出力 | AC出力 | 防塵 防水 | 定価 | |
Power ArQ 3 | 555Wh | 4時間 | 500W | 1000W | 2口 | IP33 | 79,800円 |
Power ArQ Pro | 1000Wh | 8時間 | 1000W | 2000W | 3口 | IP21 | 132,000円 |
本体と予備バッテリー(29,800円)を購入する価格を合わせても、Power ArQ Proよりも22,400円もリーズナブルです。
毎回1000Whは絶対に必要だ!という人でもない限り、555Whで足りる場合は本体だけ持って行き、必要に応じて予備バッテリーを持参する、という使い方が可能です。
さらには、予備バッテリーを追加していけば1000Whどころか、1665Wh、2220Wh・・・と容量を増やすことができます。
ただし、Power ArQ3の通常出力は500Wなので、出力の高い製品を使用したい人や同時に複数の扇風機をブン回したい人は単純に出力の高いPROを選んだほうがよいでしょう。
また、本体だけで比較した場合、Power ArQ Proよりも軽量コンパクトなPower ArQ3ですが、予備バッテリーも持ち歩くと合計重量とサイズはProよりも重く大きくなります。
購入するならセールを待つのがおすすめ
以上、簡単に紹介してみましたが、Power ArQシリーズのポータブル電源を購入しようと思った人はちょっと待って下さい。
Power ArQは定期的にセールが行われるため、特に急いで買う必要がなければセールを待ったほうがかなりお得に購入できます。
我が家は購入2週間後にAmazonブラックフライデーが始まり、20,000円ちかくも安く売っていることを知り膝がガクガクしました(涙)。。。
Power ArQ mini2 | Power ArQ | Power Aeq 2 | Power ArQ 3 | Power ArQ Pro | |
通常価格 | 38,500円 | 66,000円 | 59,800円 | 79,800円 | 132,000円 |
セール価格 | 30,800円 | 46,200円 | 41,860円 | 59,820円 | 99,000円 |
差額 | 7,700円 | 19,800円 | 17,940円 | 19,980円 | 33,000円 |
通常価格で買うのがバカバカしくなってしまうくらいの値引きがあるので、タイミングを見て購入するのがおすすめです。
※表記のセール価格は過去のセールで確認できた価格ですが、この価格で今後販売されることを保証するものではありません。また、セールごとに値引き対象製品は変わるようです。
まとめ
実のところ、あまり他の製品と比較をせずこうやって記事を書きながら初めて違いを知った部分も多いのですが(おいおいっ)、あらためてPower ArQ3の選択は正解だったと思っています。
2、3年もたてばさらに高性能なポータブル電源が出ている可能性はありますが、
Power Arq3のスペック以上が必要か、というと我が家の用途ではもうこれで十分な気がします。
・用途に応じて容量を増やせるバッテリー交換式が欲しい人
・買い替えのコストを抑え長く使いたい人
自然の中でそれぞれの季節を感じながら過ごすのがキャンプでしょうがっ!!!
って人は言いますけどね、すでに数回キャンプで電気毛布を味わったボクには冬キャンプにポータブル電源を連れて行かないという選択肢はなくなってしまったのであります。
隙間スースーのメッシュインナーテントで寒い冬の夜を過ごしていた過去のボクのようなガンバリ屋さん!
ポータブル電源で快適に冬キャンプしませんか!?
おわり。
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