【キャンプレポ】サンキャクとワタシ@秋吉台家族旅行村

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秋吉台家族旅行村

それは、キャンプ場へ向かう高速道路の道中のことでございました。

ハッ!!!カメラの三脚を忘れた!!

その日は、ところどころ雲があるものの青空ののぞくよき日和にございます。

ワタクシはキャンプでの星空撮影を大きな楽しみのひとつとしているのでございますれば、「三脚を忘れる」というのがいかに致命的なことであるか、賢明な皆さまであればおわかりになるでしょう。

星空を撮るには、少なくとも5~30秒ほどカメラをがっちり三脚に固定する必要があるのでございます。

「終わた」

と思うと、眼下より水分が滲み出て、目の前がかすんで気を失いそうになり申した。


あまりにショッキングだったので、言葉遣いもおかしくなってしまったが、最悪の場合は椅子や机でカメラを固定して撮影もできなくないぞ!

と思いなおすことにしたのだが・・・。

以前キャンプでSDカードを忘れたこともあり、予備のSDカードを持つようになったが、今度は予備の三脚も買わなくてはいけないのではないだろうか、と考えた。

そして、まさか今日のキャンプ場の予約は忘れてはいないだろうか

受付で「予約されてませんよ」と言われないだろうか

という新たな不安が込み上げてきたがそれは杞憂に終わった。

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さて、本日のキャンプ場は、「秋吉台家族旅行村」です。

秋吉台家族旅行村|オートキャンプ場・テント・ケビン・ログハウス・体育館・テニス・BBQ
秋吉台の大自然でアウトドアレジャーを楽しむための施設がたくさん。家族旅行村へようこそ!

チェックインは14時だけど、我が家が到着したのは12時過ぎ。

アーリーチェックイン(1時間400円)を払って、早めに場内へ。

本日はフル予約ということで、場所は選べず指定された区画。

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サクサクっと設営を完了して、写真を撮っていたら気付いた。

フライシートが裏表逆だ。

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三脚のことを考えていてどうやらボーっとしていたようだ。

さて、我が家の(自虐的に)オシャレなキャンプギアの中でもひときわ目を引くのは、やはりテーブルだろう。

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前回、電動ドリルでテーブルの脚のネジを回して組み立てていたら、某キャンパーさんに

某キャンパー
某キャンパー

え?いったい全体、何をしているんですか?

※画像はイメージです。(アンディ・ラウ 出典:https://cinefil.tokyo/)

と訝しがられ、

YAMA
YAMA

我が家のテーブルを組み立てています、オシャレでしょ。違和感ないでしょ。

と答えると、

某キャンパー
某キャンパー

すごい違和感がありますけど、どこのブランドですか

と言われたオシャレなテーブルだ。

ベニヤと木材で1000円以下で作ったとは思えないクオリティだが、「特に欲しくない」そうだ。

ステンシルで「SNOW PEAK」とでも書いておけば、それっぽく見えるのかもしれない・・・。

ちなみにこの時、チェアの数を「一脚、二脚、三・・・。」と数えたところでまた三脚を思い出してしまった。

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脳裏に三脚がつきまとう。

ああ、三脚

お前はあの押し入れの隅で、置いて行かれたことを嘆いてはいまいか・・・。

車のエンジンがかかり、ワタシがウキウキしながら出発したあの瞬間。

「ワタクシをお忘れですぞ、ご主人様~!!!」

と押し入れの隅で叫んでいたのではないだろうか・・・。

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尽きない三脚への思い・・・しかし

秋も深まってきて、日が落ちるのも早いので16時には夕食にすることにした。

三脚への思いを断つため、一心不乱に丸ごとキャベツを煮込み、手羽ポテト、その他肉を焼く。

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あまりに早い夕食だったため、いつもは食後すぐにテントに入るヨメコドモも、さすがにまだ7時にもなっていないのでそこらへんをうろついている。

ふと、子供達に目をやるとタープの三角形(さんきゃくけい)が目に入り、また三脚を思い出して目頭が熱くなる。

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いつまでもクヨクヨしているわけにはいかない。

せっかくみんなが起きているのだから、これは珍しく家族で焚き火を囲むチャンスではないか、と考えコドモにマシュマロを与えてみたり、一人でこっそり食べようと思っていた食後の「これ絶対うまいやつ」をみんなで食べることにした。

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4人で焚き火を囲んでダッチオーブンに麺をぶち込む。

みんなで食べるラーメンはうまかった。

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ラーメンを食べたあとも一人焚火をいじる。

ヨメさん曰く、とても寂しそうな横顔をしていたそうだ。

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ヨメ撮影:三脚を忘れ寂しそうに焚き火をいじるオジサン。小学生のように半袖半ズボンで過ごしていたためか、後日風邪をひいた・・・。

他のサイトを見まわし、「今日はお客さんもいっぱいだな」とつぶやく。

(おきゃくさん・・、きゃくさん・・・ さん・・・さんきゃく!?)

そして、何気なく空を見上げたとき、あることに気付いた。

「空に星ひとつ見えないぞ・・・。」

!!!?

「やった!星が出てない!」

三脚の出番がないことに、急に勝ち誇ったような気分になった。

それどころか、しばらく焚き火を続けていたら雨が降り出した。

もし三脚を持って来ていたら、この天気をうらめしく思ったに違いない。

それが、どうだろう。

雨が降ったことで三脚を忘れたことが帳消しにされたような気分だ!

雨の中、焚き火台を片付け、ニヤニヤしながら寝袋に入った。

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雨上がりの爽やかな朝

翌朝は雨上がりの気持ちのいい朝となった。

もう、三脚のことなど忘れていた。

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コーヒーとピッツァを頂き、三脚に囚われていた自分はもういない。

雨に濡れたままのテントとタープをしまい込み、9時過ぎには片付いた。

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タープの水をバタバタ落としてくれる次男

今回は三脚を忘れるという失態だったが、そのぶんカメラは脇に置いて、焚き火にじっくり木をくべる、というキャンプ本来の楽しみ方ができた気がする。

それでも私は二度と三脚をキャンプに忘れることはないだろう。

もしかしたらもっと高価な三脚を買えば、より忘れるなんてことも減るのではないか。

(そうじゃない、という声は聞こえないことにする)

そんな気がして、今、私はAmazonで三脚を物色している。

(それは違う、という声は聞こえないことにする)

テント撤収後は近くの山に登って景色を堪能したのだが、その様子は次回の記事で。

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SDカードを忘れた時の記事はこちら ↓

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