聖湖キャンプ場 2017/09/23
広島市内からおよそ80km。島根県との県境近くに位置する広島県の聖湖キャンプ場へやって来た。
誰が呼んだかここは広島のキャンパーの聖地と呼ばれているようで。
県営のキャンプ場で料金は無料。
フリーサイトなので早い者勝ちでいい場所が埋まっていく。
週末の朝9時ごろに着くように向かうも、到着時すでに入り口付近や一番奥のフラットな場所には先客がチラホラ。
一方通行な場内をグルグルし、まだ人が少なめだった傾斜地に丁度テントがフラットに収まりそうなポイントを見つけ設営することにした。

最初は回りに誰もおらず我が家の庭は広かったのに、やがて他のキャンパーさんたちがやってきて…。
いつのまにか周囲はテントで埋まり、先住民たる我が家の土地は次々と奪われていくのであった。
ムムっ! そしてあることに気付く。

ここは………、いつからコールマン村と化したのか!
最初にラウンドスクリーン2ルームハウスを立てたのは我が家。
そこにコールマンテントが集まってきたので、これはボクが村長ということでいいだろうか。
そんな村長一家の昼食はタコ焼き。

あらかじめ家で準備したたこ焼きの生地とたこ焼き器をキャンプ場にもっていけば、生地を流し込んで焼くだけの手軽な昼食ができてしまう。
たこ焼き以外にもアヒージョや焼きおにぎり、ハッシュドポテトも〇。
燃料もCB缶なので他のキャンプ道具と燃料を統一していると使いやすい。
食後、場内を散歩してとなり村の様子を見に行くことにした。
キャンプ場入口付近の斜面は傾斜がきつくテントを張るにはやや不向き。
すごくきれいな芝生なのだが、道路わきのフラットスペースだけにテントが団地化して集中してしまう。
狭い土地をめぐる攻防。
ソロ用などの小さめのテントであれば斜面でも寝れなくもなさそう。

その他の場所も思い思いにそれぞれテントを張られている。
場内どこにテントを張ろうが自由!

一番奥のフラットエリアもテントでいっぱい。
どこにテントを張ろうが自由!

そして散歩から帰ると新たな村人が!
むむっ!

コールマン村、いや、もっとピンポイントに表現するとツールーム村だ!
みなさん子連れファミリーのようだったので、いかに2ルームハウスがファミリー層に好まれているかがよく分かる。
村長は細い目を細めてその光景を感慨深く眺めるのだ。
一方、聖湖にはこれといった遊具はないものの、ファイヤーサークルのある広場では、ボール遊びをする子供たちで賑わっている。
ほとんどがわが村の子供たちに違いない。

さて、いきなり朝がきてしまった。
もやのかかった初秋の山らしい雰囲気に包まれている我が村。

聖湖キャンプ場はいかにも湖畔のキャンプ場という感じの名前なのだが、実際には200mくらい獣道を歩かないと湖にはたどり着けない。
聖なる湖はそうやすやすと拝めないのだ。
こうやって散歩でもしない限りキャンプ中に湖が目に入ることはない。

朝もやの幻想的な雰囲気。

水位が高い時にはここまで歩いては来れず、ましてや、車が入ることが不可能な獣道を通るので実際にはテントをここで張るのは難しいが、こんなに湖のそばでテントを張れたら気持ちいいだろう。
そう思いながら村長は聖湖を後にした。
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