諦めかけていた富士山。待っていた瞬間。
前回のつづき。
夜中まで見えない富士山が気になってなかなか眠れなかったのに、おっさんなので朝早く目が覚めた。
テントのジッパーを開ける。
・・・・・・?


テントから出るとはっきりと富士山のシルエットが出ていた。
あいかわらずの曇り空。
しかし、ふもとっぱらと富士山の間がようやく開けた。
オー、ジーザスクライスト!
富士山思ってたよりでかっ!
しばらくすると周囲が明るくなってきたので、コーヒーの湯を沸かし、散らかっていた道具たちをなんとなくきれいに片づけて 心を落ち着ける。

う、うそだろ、安いコーヒがふもとっぱらで飲むと1.3倍(当社比)美味いじゃないかい!
富士山のそばで飲むと美味いじゃないかい!

1.3倍 。
いや、3.8倍うまかったコーヒを胃に流し込むと、少し違う角度で富士山を見たくて散歩。


いやいや、どこに行ってもあんまり変わらないぞ。
ちょっと歩いたくらいでは角度が変わるわけでもないので当たり前か。
ふもとっぱらのどこでテントを張っても富士山が見えるという噂は本当のようだ。
空は快晴とはいえず、テントに戻るとやや雲がかかってきた。

雲から出たり隠れたり。

富士山に見入る息子。

いやー、いいなあ、ふもとっぱら。
しかし、あまり時間がない。
雨を避けてキャンプしたくて急きょ当初のキャンプ予定を一日ずらし旅行の日程を変更したため、今日はここから予約している神戸のホテルまで一気に戻る必要がありる。
午前10時前にはここを出なければならない。
出発するころには富士山のてっぺんはすでに雲に覆われ始めた。
富士山を見ることができたのは滞在中のわずか3時間程度。
それでも全く見れないと思っていたその姿を、その大きさを実感できたのは本当にうれしい。

しかし、もうお気づきだろうか。
今回見た富士山・・・・・色がない!
大きさはよーく分かったのだが富士山の山肌の色が全然見えていない!
シルエットしか見えてない!
昨日はあれだけ見たくても雲に覆われていた富士山。
翌朝になりなんとか見ることができた富士山。
それだけで満足なはずなのに。
しかし・・・・・・、
富士山、お前の色は何色じゃーーい!

そして広島へ戻るため車で高速道路ひた走り、翌日泊まった神戸のホテル。
ふもとっぱらの余韻冷めやらずスマホで色々検索していると、えらいもんを見せられた。
ふもとっぱら初冠雪! → ふもとっぱらblog
一日ずれていればこんな富士山が・・・。
うおーーーい! 富士山、お前はこんな色をしていたのか!
うわああ~ん!ドラえも~~ん(泣)
来年、また行きたい・・・。
(おわり)
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