
翌朝。
昨晩は16時に早めの夕食。
その後のんびりしても時間があり余り夜9時には寝てしまったため、今までで最も目覚めの良い朝となった。
早く寝たのは朝の涼しいうちにキャンプ場そばの伯方橋まで散歩する、という密かな計画のためでもあった。
5時過ぎ。
静かにテントのジッパーを開け、コーヒーを沸かしタンブラーに入れる。
携帯チェアを片手にいざ、橋の上へ。

しまなみ海道はサイクリングコースが整備されていて、自転車と歩行者が通れる道があり、橋までは急登する必要がないよう大回りのルートが整備されている。

・・・・・。
ペッタン。ペッタン。

・・・・ふう。
ペッタン、ペッタン、ペッタン。

いや、自転車ならいいんだけど、徒歩だとまずまずの大回りになっているぞ。
橋とは真逆の方向に進んでいき、やがて向きを変えて橋に向かう直進となった。

ペッタン。
ペッタン、ペッタン。
そんなに距離もあるめえと思って、なぜか足元はビーサンだ。
明らかにミスった。
そしてようやく橋の上に。

眼下にキャンプ場が見える。

みんなが心地よい眠りについているだろうそのころ、ちょっと歩いて疲れ気味のおじさんは、やや額に汗を滲ませながら熱々のコーヒーを片手に思った。
”ツメタイ飲ミ物ガノミタイデス”
おじさんは、ひとりフーフーしながらコーヒーをチビチビ飲んだ。
そしてもうひとつ誤算だったのは、せっかく持ってきた携帯チェアに座っても、橋の頑丈な鉄柵が目の前にあるため立ち上がらないと景色がよく見えない。

そして景色も想像を超えなかった。
おじさんは熱々のコーヒーで舌をヒリヒリさせながら思った。
″思テタント チガウ”
キャンプ場への帰り道の途中にこのような看板が。
歩いてきたのは右側の歩行者道だ。

左側の原付道・・・・。
ピンときた。
ホントは歩行者は通ってはダメなのだけど、早朝なのでゴメンナサイしながら、その道に入る。
・・・・・。
おじさんは複雑な気持ちで思った。

こんなにも距離が違うなんて。
トボトボとテントに戻り、腹が減ったのでラーメンを食う。

変わらぬ美味しさ、いつまでも。 か。
そして、二日目も海水浴していろいろして過ごした。
・・・・。
いろいろしてテントを撤収した・・・。
・・・・。
もう、レポートが面倒臭くなってきたことは、ここには書かないほうがいいだろう。
最後にこう書けば、レポートっぽくなることをおじさんは知っている。
“参考ニナレバ サイワイデス”

ドルフィンファームオートキャンプ場はいいところでした。
おわり。
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