
※注 これはネタ記事です。
前回のバンガロー泊がやや消化不良におわったので、その二日後にはやっぱりちゃんとキャンプしたいと思いキャンプに行くことにした。
向かったのはフォレスタ広島。
まともなキャンプはゴールデンウィーク以来で、久しぶりのソロキャンプだ。
フォレスタ広島は琵琶ヶ池を中心にサイトが広がっており、中でも湖畔のサイトが一番人気。
池なのに湖畔って言うのか?と不思議に思って調べたら、池の場合は池畔(ちはん)というらしいから、本当は池畔サイトなんですね。どうでもいいけど。
で、そんな人気の湖畔サイトはすでに埋まっている。
せっかくフォレスタ広島に来たんだから湖畔サイトにテントを張りたい。
張りたい、張りたい、張りたい!と地団駄踏みながらどうしても湖畔サイトにテントを張りたくなったワタシはあたりを眺めまわし、なんとかテントを張れないだろうかと考えた末、ある区画に目を付けた。
そこでこちらの説を検証

目を付けたのはこちらの区画。

湖畔のいい位置に陣取っているこのグループ。
ソロ男性と家族連れという組み合わせの友人同士のようだ。
なんとかこのタープの下にテントを張れないだろうか。
他の区画と比べても、一番張りやすそうな気がする。
彼らが和気あいあいと話し込んでる間に、意外とこっそり張れるかもしれないので、成功確率の高そうなこちらの区画で検証スタート。
さすがにいきなり近づいて行くというのは怪しまれるので通りすがりを装い、コンニチハと挨拶をする。
決して怪しいものではありませんよという雰囲気を出しながら、彼らが楽しそうに会話を続けているスキに静かにテントを広げ、ペグうちまで終わらせテントを立てることができた。

まんまと見知らぬグループのタープの下にテントを張ることに成功したワタシは彼らの話に耳を傾けた。
どうやらカメラ好きのソロ男性が、その友人にカメラを買ってはどうかと勧めているようだ。
なんだか趣味が合いそうだな、と思いながらそこに居座ってみることにした。

そこで一歩踏み込んで次の説を検証

最初の説があっさりと立証されたので、もう少し存在感を出しても大丈夫なのかを検証。
ここで大胆にもチェアを彼らのそばに持って行き、同じタープの下で会話に加わることに成功した。
説の立証にはおつまみが置いてないとどうにもならないが、ちょうどよいタイミングでなんと目の前に美味しそうなおつまみ(燻製)が置かれた。

果たしておつまみを食べても、彼らは何も言わないだろうか。
恐る恐る一番おいしそうだった燻製のひとつに手を出した。

う、うまっ!
思わず声を出してしまったが、食べたことに何のお咎めもなく、これもあっさりと説が立証された。
気付かれないようにテントを張ってみるだけの企画であったが、思いのほかグループに溶け込んでしまった。
すでに2つの説は立証されたのだが帰るのももったいない。
さらに説を拡大して検証を続行

普通に考えるとかなり無理のある説だが、すでに他人の区画で他人のタープの下にテントを張り会話に加わっておつまみを食べるという離れ業をやってのけたので、このまま一泊しても大丈夫なのではないだろうか、ということで検証を続行。
カメラを持ってあたりを散策したりトイレに行ってタープ下に戻っても、もはや何の違和感もなく迎え入れられるので、最初の緊張感はなく、腹が減ってきたワタシは夕食を作ることにした。


はい、おいしかったです説立証。(個人の感想です。)
お腹いっぱいになったあとは見知らぬ人たちと会話してくつろいだ。
真夏のキャンプなので暑くて不快な夜を覚悟していたが、意外にも夜は肌寒く感じるくらい涼しく、虫もほとんどいない快適な夜だった。

うん、今言った。
あ~あ。

そんなこんなで、夜が更けて継続中の検証が何かよくわからなくなっているが、とりあえず他人のタープの下に張ったテントで眠りについた。

検証結果
検証最終日。他人のタープの下でチェアに腰掛け、気持ちのいい朝を迎えた。
ああ、どうして他人のタープって気持ちいいんだろう。きっと撤収しなくていいからだ。

そばではタープの持ち主がなにやらハンマーを持ち出し作業をしている。
何をしているのかと聞き耳を立てると、あるテレビ番組で見た、豆を砕いてフィルターを使わずに飲むというワイルドなコーヒーを淹れるという。

さっそく新たな説をぶっこんで来たので仕方なく検証。

見た目はおしるこみたいになっているが、口に入れると次から次へと豆のかたまりが入ってくるから、ペッペッペ ( ゚д゚)、ペッ てなって、水分だけを飲むのが難しい。

豆がかなりの粗びきにも関わらずコーヒの香りはする。
しかし、せっかく淹れてくれたコーヒーだが、お世辞にも美味しいとは言えず説立証ならず。
と思ったけど、これは個人の感想次第で立証できそうなので、お世辞でも美味しいと言えばいいのだ。
うん、美味しかった。説立証!(無理やり感)
のんびりした朝の時間も終わり、テントやその他もろもろのキャンプ道具も片付けて、まるで前からの知り合いのように何事もなく他人のタープの下でテントを張り一泊過ごせちゃった今回の検証。
結果として説は立証できたもの、何事もなかったように他人のサイトに入って一晩過ごせたのはただ単に・・・。

おわり。
今回の説にご協力いただいた方々・・・えびかにさんとそのご友人家族
※注 これはグルキャンをネタにした記事です。よい子はマネしないでください。他人の区画、タープ下にテントを張るのはマナー違反です。
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