
日に日に暑さを増してくる今日この頃。
在宅勤務を続ける記者は、節電のため少しでも風を通そうと窓を開け放ち、クーラーの効いた職場に思いをはせながら仕事をしていた。
「この先、夏場になってクーラーをつけて一日中家で仕事をしていたら電気代もバカにならないな。」
そんなことを考えていた時、一通の電話が。
発信者名は「広島の40代の男性」と出ている。
電話に出るべきか迷ったすえに通話ボタンを押した。
男性「どうもご無沙汰してます。突然ですが、真夏のキャンプの焚き火ってどう思いますか。」
ホントに突然ですね、どうしましたか、と尋ねると男性は次のように続けた。
昨今のキャンプブーム。
特にキャンプのメインは焚き火であるかのような風潮もあり、
焚き火をしないなんてキャンプじゃない!
いつでもどんな時でもとにかく焚き火は絶対やる!
という声を聞く、という。
男性「寒い時期ならともかく、夏の暑い中で焚き火をするなんて護摩行以外のなにものでもないと思いませんか?」

まあ、寒さをしのぐという意味では、夏の焚き火はあてはまらないですね。
男性「そうでしょう。いや〜、夏に焚き火なんて護摩行ですよ。ゴマギョー。」
・・・・・・。
暑いならしなければいいし、そもそもキャンプは誰かにやらされているわけではなく、焚き火をするかどうかは個人の自由ですからね。
男性「そうですよね。わざわざ護摩行しなくてもね。」
ゴマゴマゴマゴマうるさい・・・・。
男性は夏の焚き火はただ熱いだけ、暖まるだけのもの、と勘違いしているようだったのでそもそも焚き火をする理由をいくつか伝えてみた。
おっさんよく聞け! これが焚き火だ!
なぜ焚き火をするのか ーその1ー 暖まるため
シンプルに暖まるため。寒い時期には本当に火にあたるだけで暖かくなる。
なぜ焚き火をするのか ーその2- 料理のため
湯を沸かす。料理を焚き火で温めるため。
どちらかというとこのために焚き火をしている人が増えているはず。
なぜ焚き火をするのか -その3- 虫よけのため
特に夏場はランタンなどに虫が集まるため、近くにそれよりも明るい焚き火をすれば虫がランタンに集中しにくくなる(気がする)
なぜ焚き火をするのか -その4- 見つめていたいから
焚き火はただ見ているだけでいい・・・。癒される・・・。
男性「なるほど。確かに料理するのに焚き火を使ったりするなあ。」
そうでしょう。焚き火はただ暖まるだけではないんですよ。
夏は確かに暑いですが、焚き火は調理もできるし、見てるだけで楽しいですからね。
男性「いや~、どうしてキャンプの熱い時期に焚き火をするのかなぁと思っていたんですよね。
だって、顔も真っ赤に火傷したみたいになるんですよ。」

いや、それホントに護摩行じゃん。
キャンプ違いだし、時期もキャンプ中ではなくてキャンプインの前だし。
※ 熱さを表現するために護摩行を引き合いにだしましたが、護摩行自体を否定的に捉えているつもりは全くございません。
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