2020/08/08
またもや前日までの天気予報は雨。
でも当日になると何が何でも雨が降らなくなるのが晴れ男たるゆえん。

お盆連休の初日、島根県大田市にある櫛島キャンプ場へ行ってきた。
島根県の海キャンプといえば、石見海浜公園オートキャンプ場が我が家の定番中の定番。
今回選んだ櫛島は、去年、車で1時間半110キロを走って江津市内まで来たところで次男の顔色が悪くなり、残り数キロ地点でやむなくキャンセルして帰宅したという苦い思い出があり、1年越しで来ることができた。
道中、ゆめタウン江津で買い物を済ませ、走ること20分程でキャンプ場に到着。
手前に駐車スペースがあり、荷物の積み下ろしの時にだけ横付けするスタイル。


車を奥まで走らせ、いざ受付棟へ。
チェックイン
我が家は13時のチェックインに合わせて12時30分に着いたものの、なんと11組中10組目。
着いた時点で他のテントは設営済みや設営中。
空いているスペースもお仲間の場所取りをされているとのことで、我が家の選択肢は管理棟横のスペースのみ。
我が家だけ離れのような格好になった。


これはこれで隣にテントがいないので、まあ文句ないのだが、特等席である海側2区画にテントを張るには一体何時から来ればいいのだろーか。


管理人さんに聞いてみるとタイミング次第だという。
ここはキャンプ場のチェックインは13時だが、キャンプ場内には何時でも入れるし、海水浴もできる。
ようするに早くきて場所を押さえる、もしくは前泊の人が撤収したらすぐ場所を取るなどし、その後、チェックインの手続きを済ませるほかないのだろう。
13時のチェックインはあくまで手続き開始の時間。その時間に合わせて来てもいい場所は取れない可能性は高そうだ。
子供が遊ぶのに最適な海水浴場


櫛島キャンプ場の目の前の海は日本海でありながら本当に穏やか。
遊歩道からは小学生でも飛び込むことができる。
(ただし、意外と浅く、岩がある場所もあるので注意!)


さらに先に進むと右手に外海が見えてくる。
左手は波の穏やかな内海。


外海は波が高い岩場なので海水浴は不可。
釣りをしている人がいるのみで泳ぐ人はいない。


反対に内海は穏やかで、水深は砂浜から20メートルくらいは大人の腰の高さほどしかない。
下の写真の手前あたりでも2メートルちょとくらいなので安心。
ただ、海底は岩場なのでマリンシューズは絶対おすすめ。


時々、外海から波が押し寄せてきて、しっかりと日本海の波も楽しめる。


ヨメさんは海水浴に関しては石見海浜公園よりもこっちが気に入ったようだ。
石見海浜公園の場合はテントから砂浜を100~200メートル、遠い場合は300メートル近く歩く必要があるので、テントから海が近いのは確かに楽だし、小さい子供が遊ぶにはこちらの方が安全に思える。
ちなみに管理棟には温水シャワーがあって、3分で300円。


炊事場も区画数の割に蛇口多めで十分。
我が家はここの水をフューナスドルフのタンクに入れて海辺でシャワー代わりに水浴びもした。


虫が多めな夜


海水浴を終えて休憩して夕食の準備しようと椅子に腰を下ろす。
が、子どもは休ませてはくれない。
スケボーしたいと言い出す次男に付き合い、せっかくシャワーで洗い流したオッサン臭があふれ出す。


このころから何となく虫が増えてきた。
夕暮れ時には、家族ひとりあたり漏れなく2匹ずつ蚊が衛星のように付いてくるという密な状態になっていた。
しかも蚊のサイズがデカい。
我が家はこれまで蚊取り線香などの空間的虫対策は一切やらず、持っているのはパーフェクトポーションのみ。
不思議と蚊に刺されない(気がする)のだが、商品ホームページでも「夏の刺激から素肌を守る」と書いてあり、いったい夏の刺激とは何のことだ!と聞いてみてもいいかも知れない。
一言も虫よけとは書いていないので、たまたま刺されていないだけなのだろうか。
ともあれ、衛星のようにまとわりつかれるのも不快なので、今後は蚊取り線香くらい買おうかなと思わせるような蚊の襲来だった。


やがて蚊は暗くなりはじめると減ってきた。
ただ、その他の虫は寄ってくるので、タープから虫を遠ざけるため、焚き火の光に虫を集めることにした。
久しぶりの焚き火だ。
我が家の倉庫に眠っていた大きめの薪をドスン!


ずっと置きっぱなしで、虫が穴をあけて木の粉が出てきていたので、こいつは早く燃やしたくて仕方がなかったのだ。
普段、周りのキャンパーさんは焚き火をしていて、我が家だけ焚き火をサボるというのはよくあることなのだが、なぜかこの日は我が家だけが焚き火をしていた。
このクソ暑いのに焚き火してるんですか!と言わんばかりの遠めからの視線を感じつつ、燃やしたい薪をあらかた燃やし尽くすまで焚火を楽しんだ。


長男はフェザースティック作りに夢中になり、大してうまくないオヤジとほぼ同じレベルになってしまった。


夜は蒸し暑く、スヤスヤと眠るヨメコドモを横目に1時間以上寝付けず、うちわを車に取りに行ったりビールをあおったりして何とか眠ることができた。
灼熱の撤収を終えて帰宅
8月の清々しい朝。
雲少なめの快晴。
これが意味することはよく分かっているが、とりあえずこの時間を堪能するため海辺をひとり散歩してみた。


抜けるような水平線。日本海らしい光景。


朝焼けを見たくて崖沿いを歩くも、こっちは曇ってんのかい。


朝の気温の低いうちに撤収を始めないとヒドイことになっちゃうのは予想できる。


案の定、ギンギンに照りつける太陽。
ドロドロに汗をかきながら、一人撤収。
子供とヨメさんはその間、海でリフレッシュ。
「タイムふろしき」でもあれば、テントやタープにふろしきをかけて、設営前のパッキングされた姿に戻すのだが。
そのうち、スノーピークあたりから発売されないだろうか。
撤収を終えてから海へ。
働いた男だけが感じることができる最高に気持ちのいい瞬間。
帰宅するころには海辺には海水浴客のタープが並んだ。


どのテントも炎天下で撤収されているなか、我が家は一足先にキャンプ場をあとにした。


海とシャワーですっきりしてしまっていたので、入ることはなかったが、近くの温泉津温泉には雰囲気のある温泉がいくつかあるようだ。
帰り際に少し立ち寄ってみた。


櫛島キャンプ場は夏の間だけの営業のようなのだが、可能であれば涼しい時期にも訪れて温泉にも浸かってみたいと思った。
初めての櫛島は掘り出し物を当てたような感じで、海水浴をするならココがベストではないかと思わせる場所だった。
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