【キャンプレポ】恐羅漢エコロジーキャンプ場

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(話はさかのぼりますが) 2017/07/29

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#5 恐羅漢エコロジーキャンプ場

広島・島根県境にあり両県の最高峰、恐羅漢山(おそらかんざん)。

恐羅漢の名前の由来をちょっと調べると、修験者(羅漢)も恐れる深い山とか、アイヌ語のオソルラカン(尻の穴)だとかあってハッキリしない。

どう考えても前者だと思うが、もし由来を決める投票があるなら後者にしようと思う。

そうすると日本一怖い名前のキャンプ場と思っていたが、少しほほ笑ましくもなる。

ということで今回はここ恐羅漢ケツノアナエコロジーキャンプ場にやってきた。

(※ 関係者の方にあらかじめお詫びいたします。)

最高峰でしかも県境の山奥。

これを間違って県道内黒線で行こうものなら秘境感たっぷりの峠道(某テレビのポツンと一軒家に出てくるような道)なので、広島方面からなら遠回りでも大規模林道を通るのが正解ですね。

このキャンプ場はオートキャンプ場とフリーサイトがありますが、今回利用したのはフリーサイト。

フリーサイトは斜面をへだてて上段のフリーサイト1、下段のフリーサイト2に分かれており、駐車場から近いフリーサイト2にテントを張ることに。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

ちなみに上段のフリーサイト1も数組のテントが張られてます。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

あらかじめ 先着した友達から、

「団体がいて場所があまり選べそうにない」

と聞いていたとおりフリーサイト2には10張ほどのソロテントが整然と並んでおり、選択肢はトイレの前か奥の端っこのみだったので、トイレ前だけは避けておいた。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

サイトのほぼ8割を占めているのはどうもどこかの高校生の団体のようだ。

とにかくにぎやかなんだけど、何言ってるか分からない。

韓国語だ。

ひとり捕まえて話を聞くと、恐羅漢山に登山に来たらしい。

夕食はドラム缶を半分に切ったバーベキューコンロで盛大に焼肉パーティーをしていた。

一緒に食べていたのはやっぱりキムチだ。

我々ジャパニーズも負けじと(?)カレーを食べた。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

ここはキャンプ場の周りに小川も流れていてちょっと山に踏み込むと自然がいっぱい。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

そして、この時期の山キャンプにはつきもののアブもブンブン飛んでいる。

うちのヨメさんは蚊やアブになぜかいつもまぶたを刺されるという特技を持っていて、今回ももれなく刺されてまぶたが腫れていた。

片方だけならまだしも、いつも決まって両まぶたを刺されるのだから不思議だし、どんだけ鈍感なんだと感心させられる。

アブには森林香が効くらしい。

一方ボクの特技というか持って生まれた能力は「晴男」。

天候は夕方から崩れ始め遠くでカミナリが鳴っていたものの、雨雲レーダを見るとこのキャンプ場だけぽっかり雨が降っていないという強めの晴男ぶりを発揮しておいた。

どちらが役に立つ特技かは比べるまでもなく、ちなみに結婚してから金運が下がったな、と感じていることはヨメさんには内緒にしておこうと思う。

そんな話をしていると朝になった。

恐羅漢エコロジーキャンプ場

韓国人の登山グループ一行は朝が早く、5時頃からザワザワしていたのでおっさん(ボク)もいつも以上に早く起こされた。

そして7時頃には彼らはみなテントをたたんでしまった。

韓国の高校生的立つ鳥跡を濁さず

韓国の高校生に関心させられたのはこのあと。

男の先生らしき韓国人が

「オラノ ケツ アナアイタ イムニダ! (翻訳:お前ら整列しろ!)」

というと生徒たちが1メートル間隔で並んだ。

つづけて、

「ダレ アナアケタ ヤツ オマエダ!(翻訳:始め!)」

というと、生徒たちは足元のゴミを拾いながら前進し、自分たちのキャンプした場所を掃除していった。

なんだか軍隊式ではあったけど、こういうのを見ると気持ちがいいですね。

そして、掃除が終わるとこれから山に登るであろう彼らは円陣を組み、

先生の掛け声「コンヤモ ヤッパリ!(登山に大事なのはなんだ!)」

生徒一同「キムチダ!(気持ちだ!)」

と言って山へ向かって行進していった。

ケツの穴とキムチの話でした。

恐羅漢エコロジーキャンプ場 | 国定公園・広島県最高峰・森林セラピー 公式サイト

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